ThoughtWorksアンソロジー
ThoughtWorksアンソロジー ―アジャイルとオブジェクト指向によるソフトウェアイノベーション
- 作者: ThoughtWorks Inc.,株式会社オージス総研オブジェクトの広場編集部
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2008/12/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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オマケにケータイクリーナーがついていたせいで、立ち読みすることができなかったので思わず購入。
ソフトウェア専門のコンサルティング会社であるThoughtWorks社のコンサルタントのエッセイ集。各項目は役割に対しての考え方について述べているものから、コードを提示して具体的な解決の提案を述べていたりと様々。
個人的に面白かったのは、「6章 ところでイテレーションマネージャとは何だろうか」と「12章 アジャイルかウォーターフォールか -エンタープライズWebアプリケーションのテスト」。特に12章はアジャイル開発でのテストフェーズについての説明がわかりやすく、ひとつアジャイル開発についての自分の誤解が解決した。
「2章 とある秘密基地とRubyによる20のDSL」と「10章 Antビルドファイルのリファクタリング」に関してはRubyもJavaについての知識が少ないので、ひとまず読み飛ばした。
内容に幅が広すぎるので、この本の内容をすべて消化できる人は多くないと思う。逆にIT業界の人ならば1カ所くらい自分に引っかかる箇所がありそうな本だ。