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少年メリケンサック

宮藤官九郎監督2作目は中年パンクの皮をかぶったいつものクドカンの世界だった。

クドカンの世界ってあっちこっち遠回りして、何か間違っているかもしれないけれど、まぁ楽しかったしこれでいいよね、って世界だと思ってた。だけれども、今回は話の展開があまりブレない。少し大衆向けになっている。それでもパンクの題材の大衆受けしないところをそぎ落としきれていない。そのために、ただ笑わせようとしているのか、何か描きたいものがあるのか判断がつかなかった。

宮崎あおいの演技がすごい。可愛さ越えてイライラする甘えキャラとかホントすごい。

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