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GROOVE COASTERがすごすぎる

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7月28日に発売されて以来、いろいろなところで大絶賛されているGROOVE COASTERですが、評判に間違いは無く、本当にすばらしいです。素晴らしすぎて、後世において、スマートフォン向けアプリゲームのターニングポイントと呼ばれてもおかしくないくらいのキラーアプリになっています。

ルール

簡単に言うと、自分がジェットコースターのようなラインを走っていて、マーカーと自分が重なったらタップをしたりスライドしたりするゲームです。動画を見るのが一番早いと思います。

音ゲーとしては、シンプルな部類なのですが、過去から現在まであった様々な音ゲーの良いところがたくさん取り入れられています。

太鼓の達人のような単純さ」

太鼓の達人は太鼓の真ん中を叩く「ドンッ」と太鼓のふちを叩く「ガッ」で構成されています。このふたつを同時に行うことはありません。GROOVE COASTERも基本はタップのみで、タップしながらスライドといった複数の行為はありません。

Rezのようなカッコ良さ」

世界観はRezに近いものがあります。線で構成された中をジェットコースターのように疾走していく映像はセンスが良いし、何よりカッコいいです。

ビートマニアのように個性的なステージ」

太鼓の達人は、単純だから故に、音をつけていないと何の曲をやっているかあまりわからないです。ビートマニアは曲毎に中央で映像が流れ、落ちてくるシーケンスに特徴を持たせて、音が無くてもどの曲をやっているかわかるようになっていました。5鍵の2nd,3rdあたりはシーケンス(ボタンを押す印)が曲ごとに個性があって、当時ビートマニアにハマっていた人ならsuper highwayの階段を見れば、言いたいことひとつは出てくると思います。

GROOVE COASTERも曲ごとに、急角度を昇っていったり、シーケンスが観覧車のように回っていたり、流星のように降ってきたり、バリエーションをつけて曲(ステージ)の差をつけています。

リズム天国のようなノリ感」

曲ごとに演出を変えているため、場合によってはシーケンスと自機が重なるところがわかりづらいところがあります。その場合は、大抵曲のリズムに合わせてタップすることになります。映像で判断できない部分を、曲のリズムで判断してタップするというのは、まさにリズム天国です。

パラッパラッパーのようなアドリブ」

GROOVE COASTERにはアドリブという特徴があります。アドリブは目で確認することは出来ません。リズムに合わせてシーケンスの無いところで適当にタップをしているとアドリブ判定がされて、得点が入ります。自分のノリが評価されて得点になるのは、最近のお手本に沿ったものしか評価されない音ゲーにはなかったものです。パラッパラッパーシリーズでは、アドリブするとフリーモードに突入するなんてありました。大ざっぱな機能ですがなんか面白かったです。

課金

上で書いたアドリブですが、アドリブのタイミング場所は課金アイテムを使うことで見れることができます。

課金アイテムは、音楽、自機(クリアノルマが減少するなどの機能)の他に消費アイテムがあります。その中でもVISIBLEというアイテムがあり、これを使用すると、曲の中のアドリブの箇所が見られるようになります。ランクを上げるにはアドリブをきちんと把握して、タップしていく必要があります。料金は現在10個で85円です。

これがスマートフォンゲームアプリの模範になってほしい

ぼくがこのゲームですごいと思ったのは、音ゲーとしての完成度もそうですが、運要素や時間要素をお金で省略する課金システムでないことも結構衝撃的でした。しかもリリースセール85円です。ユーザーからお金をいただくタイミングが完全に変わっています。

またこういった上級者に向けた課金ならば、運要素が強いガチャや能力アップアイテムの課金などよりも、ヘイト値*1が低いと思うので、本当に気に入った人がお金を払うのでも、うまく回る集金の仕組みが、これからスマートフォンゲームにはどんどん出てきてほしいものです。

*1: [http://kirik.tea-nifty.com/diary/2011/08/post-c1e3.html:title] で使われてた言葉。最近のマイブーム