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3DS: ドラクエ7雑感

ドラクエ7やってます。 けっこうな時間を割いているつもりですが、最近やっとダーマまで行けました。

ドラクエ7雑感:スマホ脳になったことを思い知らされる:村上福之の「ネットとケータイと俺様」:ITmedia オルタナティブ・ブログ

ドラクエ7ってシリーズ1最もめんどくさいドラクエで、実はPSの時もまったく同じことを思った。石板探さないと次に行けないし、ヒントもらうために占い師のところへわざわざ行かないといけないし、回転しないと見えないし、ストーリー長いし、なかなかレベル上がらないし、PS縦にしないとフリーズするし、と散々だった。

だけど、ストーリーは他のドラクエとはまた違った趣きで、後に戻れない決断や後悔が昇華されずに、主人公たちにつきまといながらも、旅が終わりに向かって進んでいく様は、ゲームでないと成立しない感じがしてスゴく好きだった。だけど、PSのドラクエ7は、その期待以上にめんどうなゲームだった。

ところが、今回の3DS版はテンポの改善にかなり力が入っている。ダンジョンの簡素化、難易度の低下、シンボルエンカウント、誰でもクリアできるように、ということらしいがそれだけの調整が入っている。

スマホ時代だからこそのRPG

スマホゲーの場合、ゲームの継続率と課金額がダイレクトに跳ね返ってくるので、少しでも毎日続けさせようという制作側の工夫がわかりやすく、かつ流用されたゲームデザインがされている。困難の敷居がものすごく低い。もしくは課金で解決できる。これを面白さと取れるかで、スマホゲーの印象が分かれる気がする。

旧来のゲームデザインは、困難と達成はもうちょっと深い。困難のハードルが高いぶんだけ魅力的な要素が入る。ドラクエの場合はストーリー、音楽、モンスターの収集、話すのフラグ管理など様々。今回のリメイクはここらへんのバランスが上手くまとまっている。だからついやってしまう。

PSのドラクエ7は、ファミコン時代から続いたRPGの集大成だった。めんどくささ、それを乗り越えた後の達成感はファミコンのときとあまり変わらない、時代によってはただの面倒に感じてしまうものだった。だけど、今回の3DS版は、その面倒なゲームをどうやったら快適になるかを考え抜いた出来だ。

スマホゲーに比べたら、絶対に面倒くさいゲームなんです。でも、なんだかんだでプレイ出来るんです。このバランスが ドラクエ のスゴいところだと思う。

参考

ニンテンドー3DS|社長が訊く『ニンテンドー3DS』ソフトメーカークリエーター 篇|Nintendo