ウェブサービスのアナリストについて
最近、ウェブサービスのアナリストのスキルセットがサービスのフェーズによって全違うことを痛感している。
ウェブサービスのアナリストを「サービスの解析を行い、具体的なサイトの改善案をあげたり、意思決定を促進することである」と適当に定義した場合にやることは、
- 最初はサービスの開始当時は本当に追うべき数字を可視化をする
- 余計なものは見過ぎないようにする
- サービスとして本当に大事なことは数字以外にあるので、そこを直すほうが先のことが多い
- 次にサービスの事業に直接的に関わる数字を伸ばす
- そこを伸ばすため、必要なポイントを洗い出す
- それを伸ばすには、他にどのようなポイントを伸ばすべきかを提案する
- その後サービスの事業貢献に間接的に関わる数字を伸ばす
- ユーザーの満足度や認知度などをあげることをする
- ここら辺からシステムに組み込む話が出てきたりする
- そこが伸びたり、開発ラインが増えたら、また別の指標を作る
- 繰り返し
前半2つは、可視化業務で、3つめは分析業務になり、必要な引き出しが変わってくる。 ただ、分析業務になればなるほど、目的が明確である必要がある。サービスの成長がまだまだな場合だと、正確な分析をする前に、感性で素早く決めていったほうが結果的に良い場合も多い。人の問題だ。
また、サービスの成長について行くだけで、プレイヤーが次の段階に進んで行くのが難しい気がしている。 ウェブアナリストが、ある程度の統計的な分析業務・機械学習までいくのはどうしても自力で勉強する必要がある。 逆に3つめだけをやっている人たちもいる。役割のフレーミングをしっかりしておかないとムニャることになる。