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最強のデータ分析組織 なぜ大阪ガスは成功したのか

最強のデータ分析組織 なぜ大阪ガスは成功したのか

最強のデータ分析組織 なぜ大阪ガスは成功したのか

読んだ。

前著 会社を変える分析の力 (講談社現代新書) にあった分析組織をどのように考えて立ち上げたり運用していっているかをより具体的に説明されている本。

スタンスも前著と同じで、データ分析でビジネスに貢献をすること。 そのため

  • 意思決定プロセスの改革をする
  • 会社全体の貢献してこそ評価される
  • 役立つところから逆算させて物事を考えさせる

など、いかに現場に導入するかに重きを置いているかがわかる。

個人的に印象的だったのが、分析したが意思決定に役立つが使えないものの例で、メンテナンス担当者から、「とある機器の故障予知を遠隔監視データを利用して、60%超えたら採用したいという」依頼があり、ランダムフォレストを利用して的中率60%達成して報告したところ、そのメンテナンス担当者から「5回のうちに2回は外れるのに、なぜその機器が故障しそうと判断したか理由を説明できない、80%越えれば、現場に理由を説明しなくても無条件で動くはず」という回答をもらったそうだ。

要は人なのだ。アナリストはコンサルであるという話もあるけれど、そういうことなんだろうと思う。