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アマゾノミクス データ・サイエンティストはこう考える

アマゾノミクス データ・サイエンティストはこう考える

アマゾノミクス データ・サイエンティストはこう考える

読んだ。

前提として、アマゾノイクスとAmazonについて書かれているようなタイトルだけど、amazonだけではなく、昨今のWeb系のデータ企業についての取り扱い事例や課題が主な内容。

著者の経歴を見ると、いろんなところに関わっているのがわかる。

ワイガンド,アンドレアス ビッグデータの世界的な専門家。米アマゾンの元チーフ・サイエンティストとして、創業者ジェフ・ベゾスとともに顧客にとって使いやすいプラットフォーム構築に尽力。今日のアマゾンの基礎を作り上げた。ソーシャルテクノロジー、モバイルテクノロジー、消費者行動、さらにはそれらが生み出すソーシャルデータ革命に関する世界的権威。ドイツ・ボン大学で物理学を学んだのち、1991年にスタンフォード大学で物理学博士に。現在はソーシャルデータ・ラボの創設者兼ディレクターを務める。コンサルタントとして、アリババ、ゴールドマン・サックス、ルフトハンザなどのビックビジネスから婚活サイトや旅行サイトまで、幅広い企業のデータ戦略を指南してきた。

この本の主張は、明確でデータの「透明性」と「主体性」だ。 透明性は個人が自らに関する情報を知るすべてのを包括する概念、主体性は個人が自らに関する情報にもとづいて行動する権利を包括する概念。

ネット上の行動履歴はもちろん、IoTという言葉が広がっていたり、すでにセンサーがそこら中にはびこっている。匿名レビューでも、他のデータとの付き合わせから個人を特定される可能性がある。そういった中で、自分たちの作ったデータからどのような恩恵を受けられるか、どういった問題はあるのか。色々なデータにまつわる話題をまとめた一冊。