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ブラック・スワン

ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質

ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質


ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質

ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質

ブラック・スワン(上)(下)とも読了

ブラック・スワンの特徴は以下の3つ。

  1. 異常であること
  2. とても大きな衝撃であること 
  3. 異常なのに、起きた後から説明をでっち上げて、予測可能だったことにすること

この本では、ブラック・スワンが社会学的に、心理学的に、統計学的に予測不可能であることを示そうとしている。

普通に社会に入っている人にとって、起きた現象を説明できないものとするのは、とても難しい。世の中の真実を追うよりも、上司を説得するために説明をでっち上げるほうが自分の生活にとって価値がある。そんな誰も言わないような常識を完全に否定している。まさに誰得のような本。

それでもここまで「未来はわからない」を説明しきっているのはスゴい。感覚を論理で説明しようとする気概がいい。
 

  • 人は自分の経験した出来事を過大評価する傾向がある
  • 人は自分の経験していない出来事を過小評価する傾向がある 

この2点については身に沁みた。

【メモ】

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