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自衛隊元最高幹部が教える 経営学では学べない戦略の本質

読んだ

この本は

経営戦略の考え方は、もともと軍事戦略の考え方を応用して発展してきたものという 自衛隊元最高幹部の著者による戦略の本質について。 過去の戦史から、意思決定の重要さなどを解説している。

感想

戦略の見落としがちな視点として

  1. 軍事戦略を知らずに「戦略」は語れない
  2. 有事でも確実に戦略に実行する方法論がない
  3. 地政学・地経学的リスクの感度が低い
  4. 日本人の「集合的無意識」を自覚していない
  5. 「戦力回復」で生産性をあげる視点がない

をあげて、それぞれで解説されている。

しかし、軍事戦略に限った話ならばわかりやすいが、経営戦略は本の引用や伝聞が多い。 そのため、ひとつひとつの説明はわかりやすい(集団的無意識の話など)のに それがどう経営戦略に紐づくかがわかりづらい。 大きく外れている話ではないものの、読む側が察する必要がある。

点の話は面白いので、軍事戦略に特化しているほうが面白そうだった。