ただふれたものについて書くブログ

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アマゾノミクス データ・サイエンティストはこう考える

アマゾノミクス データ・サイエンティストはこう考える

アマゾノミクス データ・サイエンティストはこう考える

読んだ。

前提として、アマゾノイクスとAmazonについて書かれているようなタイトルだけど、amazonだけではなく、昨今のWeb系のデータ企業についての取り扱い事例や課題が主な内容。

著者の経歴を見ると、いろんなところに関わっているのがわかる。

ワイガンド,アンドレアス ビッグデータの世界的な専門家。米アマゾンの元チーフ・サイエンティストとして、創業者ジェフ・ベゾスとともに顧客にとって使いやすいプラットフォーム構築に尽力。今日のアマゾンの基礎を作り上げた。ソーシャルテクノロジー、モバイルテクノロジー、消費者行動、さらにはそれらが生み出すソーシャルデータ革命に関する世界的権威。ドイツ・ボン大学で物理学を学んだのち、1991年にスタンフォード大学で物理学博士に。現在はソーシャルデータ・ラボの創設者兼ディレクターを務める。コンサルタントとして、アリババ、ゴールドマン・サックス、ルフトハンザなどのビックビジネスから婚活サイトや旅行サイトまで、幅広い企業のデータ戦略を指南してきた。

この本の主張は、明確でデータの「透明性」と「主体性」だ。 透明性は個人が自らに関する情報を知るすべてのを包括する概念、主体性は個人が自らに関する情報にもとづいて行動する権利を包括する概念。

ネット上の行動履歴はもちろん、IoTという言葉が広がっていたり、すでにセンサーがそこら中にはびこっている。匿名レビューでも、他のデータとの付き合わせから個人を特定される可能性がある。そういった中で、自分たちの作ったデータからどのような恩恵を受けられるか、どういった問題はあるのか。色々なデータにまつわる話題をまとめた一冊。

LION/ライオン~25年目のただいま~

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gaga.ne.jp

観た。

あらすじ

2012年、驚愕のニュースが世界を駆け廻った。5歳の時にインドで迷子になり、養子としてオーストラリアで育った青年サルーが、Google Earthと出会い、25年ぶりに家を見つけ出したというのだ。このまさかの実話を元に、『英国王のスピーチ』の製作陣が描き出すのは、一人の男が辿ったあまりに数奇な人生の物語。 自らのルーツを探すように、サルーが20年以上前のおぼろげな記憶とGoogle Earthをつき合わせていく中で、次第に明かされていく、彼の巻き込まれた運命の数奇さ、スラム街で幾多の危険をくぐり抜けてきた少年の知恵と生命力、そして深い愛に包まれていた彼の本当の人生―。 主人公のサルーには、『スラムドッグ$ミリオネア』のデヴ・パテル。彼の養母役に、本作でも多くの賞にノミネートされているオスカー女優のニコール・キッドマン、恋人役に『キャロル』でアカデミー賞®にノミネートされたルーニー・マーラ。 壮大な“探し物”の果てに、彼が見つけたものとは?自らの手で奇跡を引き寄せた男の、圧巻の感動ドラマ。

5歳の時の迷子から母との再会までを集中して描いている印象がある。 なので、義父母や恋人の言動はあまり語れていない。 自分は腑に落ちないところがいくつかあった。 だけど実話からの話となると、ある程度そういうものなかなとも思う。

最後は想定通りなのだけど、ひとつ隠していることがあり、そこが少しニクかった。

やり抜く力 GRIT

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

身の回りの何人かにオススメされたので読んでみた。

  • 成功するにはやり抜く力を持つことである
    • スキルから成功を導く場合、スキル=才能×努力 , 成功=スキル×努力 であり、努力は才能より必要なことである
    • だけど人は努力より才能を評価してしまう
  • やり抜く力は「情熱」と「粘り強さ」が必要である
    • 情熱を持つためには一つのことに集中をしたほうが良い
    • 目標を大目標・中目標・小目標などと、大きな目標から階層的にし複数の目標が対立していないほうがいい
    • また、優先度の低い小目標は置いておいたほうがいい
  • やり抜く力を伸ばすには
    • 内側から
      • 経験
        • 苦労した経験
        • 楽天的に
      • 大きな目標を見出す
      • 意図的な練習をする
        • 高めの(ストレッチ)目標を設定
        • しっかりと集中して、努力を惜しまずに、ストレッチ目標の達成を目指す
        • 改善すべき点がわかったあとは、うまくできるまで何度でも繰り返し練習する
    • 外側から
      • 賢明な子育て
      • 大変だけど楽しめるもの
        • 課外活動など
      • やり抜く力の強い集団の一員になる

やり抜く力は才能ではなく、努力であり、それを身につけるためにはどうすれば良いかの解説。どうやってやり抜く力を身につけるか。 継続をすることの大事さをわかりやすく説明してくれているのがこの本の良いところ。

LUPIN THE ⅢRD 血煙の石川五ェ門

www.lupin-3rd.net

観た。

今回は石川五ェ門が一度破れた相手にもう一度挑む流れが主。そんなに大きく風呂敷を広げないで、すごいよくまとまっている。

ルパン三世って多少ストーリーが強引でもダラダラ観れちゃう。これを前後編合わせて1時間で収めるのは、キャラクターあってこそなんだろう。

データサイエンティストの秘密ノート

データサイエンティストの秘密ノート 35の失敗事例と克服法

データサイエンティストの秘密ノート 35の失敗事例と克服法

読んだ。

前に読んだ最強のデータ分析組織 なぜ大阪ガスは成功したのか - ただふれたものについて書くブログと同様に、いかにして組織に分析者が貢献をするか。

計画的に行ったり、アウトプットを意識して課題に取り組むという話も似ている。

ただ挙げられる例がもはや、SE、場合によってはビジネススキルと大して変わらないじゃないかと思うものも結構ある。 エンジニアをやっているとよくある決まらない要件定義は、そこから決まっていることや優先度を整理して、 少しずつ完成度を高めるとかしたりするけれど、アナリスト・データサイエンティストという役割だとそう簡単な話ではなさそうな気配を感じた。

2018年の抱負

今年の抱負は「きちんと日々の記録をつける」にしました。

今にして思えば、2017年は色々複雑な状況を経験したものの、いまいち言葉に落とし込みきることが出来なかったのが一番の反省だった気がしてます。 今年は人に話を聴く、喋ることを久しぶりに増やしたいので、その材料としてこんな目標を挙げてみようと思います。

最強のデータ分析組織 なぜ大阪ガスは成功したのか

最強のデータ分析組織 なぜ大阪ガスは成功したのか

最強のデータ分析組織 なぜ大阪ガスは成功したのか

読んだ。

前著 会社を変える分析の力 (講談社現代新書) にあった分析組織をどのように考えて立ち上げたり運用していっているかをより具体的に説明されている本。

スタンスも前著と同じで、データ分析でビジネスに貢献をすること。 そのため

  • 意思決定プロセスの改革をする
  • 会社全体の貢献してこそ評価される
  • 役立つところから逆算させて物事を考えさせる

など、いかに現場に導入するかに重きを置いているかがわかる。

個人的に印象的だったのが、分析したが意思決定に役立つが使えないものの例で、メンテナンス担当者から、「とある機器の故障予知を遠隔監視データを利用して、60%超えたら採用したいという」依頼があり、ランダムフォレストを利用して的中率60%達成して報告したところ、そのメンテナンス担当者から「5回のうちに2回は外れるのに、なぜその機器が故障しそうと判断したか理由を説明できない、80%越えれば、現場に理由を説明しなくても無条件で動くはず」という回答をもらったそうだ。

要は人なのだ。アナリストはコンサルであるという話もあるけれど、そういうことなんだろうと思う。